麻疹(はしか):空気感染なのですぐに広がります

鼻水やのどの痛みなどの風邪症状をともなって、3、4日ぐらい熱が出た後、一瞬熱が下がります。ああ、風邪だったんだなと思った後に、また40℃の熱 をともなって耳の後ろあたりから徐々に全身へと赤い斑状の発疹が出ます。

この頃一過性にコプリック斑という白いカスの様なものが頬の粘膜にできます。

発疹はやがて癒合し、4~5日でひいてきますが、色素沈着が残ります。 潜伏期間は、10日~2週間ぐらいです。生後半年ぐらいまでは、かろうじてお母さんからもらった免疫が守ってくれますが赤ちゃんが感染すると本当に厄介な病気です。 肺炎を合併することがよくありますし、まれに脳炎になることもあります。けっこう重症になりやすいため、麻疹のワクチンはお勧めです。 2006年度からMRワクチンといって麻疹と風疹の混合ワクチンが使用されています。

ワクチンが1回の時は効果がなく 2回接種で効果がはっきり出ました。

抗体がない人はワクチンまたはガンマグロブリンで軽症化できます。