腸内細菌が作る酸
腸内細菌の中でカラダにいい影響をもたらしてくれるのが善玉菌。
善玉菌で有名なのが乳酸菌やビフィズス菌、酪酸菌。この善玉菌は食物繊維を発酵・分解することで酸を作り出しています。実は、善玉菌がカラダにいい理由はこの酸にあるのです。
なかでも注目されているのが、酢酸や酪酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸と呼ばれる酸。
酪酸などの短鎖脂肪酸には、(1)腸内を弱酸性に傾けて悪玉菌の増殖を抑える、(2)大腸のぜん動運動を促進する、(3)腸のバリア機能を維持する、(4)大腸のエネルギー源になって正常な機能をサポートする、などの働きがあります。