本来、まつげは目に入らないように外を向いているのです。赤ちゃんはムチムチの体で、まぶたの周りの脂肪も多くて、まつげの先が目に入ってしまうことがあるのです。これがさかさまつげなのです。1～2歳になると脂肪が少なくなって、まつげが外向きになり、自然に治っていくことがほとんどです。
さいわい、赤ちゃんのまつげはまだやわらかいので結膜や角膜を傷つける心配はあまりありませんが、目やにがでたり、充血したり、涙目になったりします。
目やにが多いときは、清潔なガーゼでふいてあげてください。そして、一度は眼科の先生に診てもらったほうがいいですね。目やにや充血を繰返すときは目薬や角膜保護剤を必要とすることがありますから。
3歳になっても、さかさまつげが治らないときは、まつげの向きを変える手術が必要なこともあります
