バナナのお話②

『長寿菌』を育てます

 バナナには、ビフィズス菌と酪酸菌を増やす働きを持つフラクトオリゴ糖(0.3g/100g)が含まれています

フラクトオリゴ糖は、胃や小腸で消化されず大腸まで到達し、ビフィズス菌や酪酸菌などの栄養源になり、善玉菌が増殖します。ビフィズス菌と酪酸菌は『長寿菌』と呼ばれ腸内で酢酸や酪酸を作りこれらが免疫などの働きを強化するなど まさに健康長生きに役立ちます。

長寿の島「徳之島」の島バナナ

しかし、大腸菌や悪玉菌であるウエルシュ菌には利用されないので、腸内環境を良好に保つ働きがあります。ビフィズス菌など善玉菌が増殖すると、乳酸などが合成され、腸内が酸性になり、腸の蠕動運動を刺激するため排便回数の増加と便性の改善効果が認められています。