麻疹と風疹の混合ワクチンです
1回目:生後12~24ヵ月未満
2回目:5~7歳未満で小学校就学前の1年間
(通常、幼稚園・保育所児の最年長児)
麻疹は熱の経過が長く、合併症として中耳炎や肺炎を起こすだけではなく、成人での感染は脳炎や脳症、治療の難しい『間質性肺炎』を引き起こすこともあり、死にいたる事もあります。
![](https://doctortani.com/wp-content/uploads/2022/01/0f1cb05516be4205f897ac073b3dd204.jpg)
麻疹は感染力が強く、免疫を持たない妊婦が麻疹になると流産や早産になることがあります。
また麻疹に感染して数年後に『亜急性硬化性全脳炎』という治療法の無い脳の炎症疾患にかかることもあり、最終的に死に至ることがあります。
![](https://doctortani.com/wp-content/uploads/2022/01/3116a23b3ef187f7c2487d4b612d42d8-975x1024.jpg)
風疹は妊娠20週頃までの女性が風疹になると、胎児も風しんウイルスに感染し、目、耳、心臓などに先天性の病気をもつ可能性があります。妊婦を守るために積極的な接種がおこなわれています。2回接種が基本ですが、妊娠する前に、抗体がしっかりついているかを血液検査で確認しておくことはさらに大切です。