ニンニクを食べればニンニクの匂い
世界的に有名な実験があります。
モネル化学感覚研究所のMennella博士が1991年『Pediatrics』という小児科の研究誌に母乳の匂いに関する研究結果を発表しています。
8人のお母さんが、にんにくエキスが入ったカプセルまたはプラセボのカプセルを飲み、前後数時間の母乳を採取してその匂いを調べました。
匂いの判定は11人の判定人によって行われました。
プラセボカプセルを飲んだ前後では匂いに変化はなかったのですが、にんにくカプセルを飲んだ2〜3時間後の母乳はにんにくのような匂い、または強い匂いがすることがわかりました。さらに にんにくカプセルを飲んだ方が、赤ちゃんがおっぱいに吸い付いている時間は有意に長く、吸う回数も多かったそうです。
母乳は「血液」から作られます。ですから 糖分の高いもの 中性脂肪の高いものなど 個人差のある母乳が作られます。
匂いも食べ物で影響を受けるという貴重なデーターですね!