口唇ヘルペス

治療薬があるので早期受診を

単純ヘルペスウイルスには、1型と2型があり 口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型が原因となり、唇やその周辺の皮膚に小さな水泡(水ぶくれ)ができる病気です。(2型は性器ヘルペスと呼ばれています)

前駆症状として 水疱が分からない初期に、ぴりぴりした感じやかゆみ、熱感などを唇の周辺に感じることがあります。

小児の場合 初感染により皮膚症状のほか、ヘルペス性歯肉口内炎と呼ばれ口腔内にも水疱ができることがあります。喉の痛みから水分摂取が困難となり脱水になることや、発熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどを伴うこともあります。

治った後も単純ヘルペスウイルスは神経節に潜伏し続け、風邪やストレスなどの刺激をきっかけとしてウイルスが再活性化し、繰り返し口唇ヘルペスの症状を引き起こします。

口唇ヘルペスの症状があるときは、唾液や水疱の中にウイルスが大量に含まれていて 周囲の人に感染が拡大することもあります

抗ヘルペスウイルス薬には飲み薬、軟膏などありますので早期受診をお勧めします。