行動療法

良くない行動や習慣を減らすのが目的です。

自閉症の場合『感情のコントロール』が苦手です。

突然大声を上げたり、暴れたり、時には人を噛んだり。

そのことによって、他人を驚かせたり、傷つけることがあります。

そのような行動を減らし、良い行動を増やそうということです。

例:

『大声を出す』:泣いたりわめいたり、大声を出したりすると、我々大人は、つい、やめさせることに必死になります。大声や泣き声を止めるまでかまい続けてしまいます。

そうすると、「泣けばかまってくれる」「大声を出せばおやつをくれる」と思い込み、さらに『大声を出す』行動が増えていきます。

良い手順

①大声を出してもかまわずに、危険性がないことを確認しながら様子をみます。

②『大声を出す』ことに飽きておとなしくなるまで待ちます。

③静かになったら、ひたすら褒めます。とにかく褒めます。

『自分で静かに出来たね!えらいね!すごいね!』

そうすることで『静かにすることは良い事』と理解してくれるようになります。

この『行動療法』は障がいの有無にかかわらず、子供を傷つけない方法です。

やってはいけない行動を我慢した時は、思いっきり褒めてあげて下さい!