バナナのお話③

ビタミンB群

バナナにはビタミンB群が含まれており、食べたものをエネルギーに変換するために欠かせない栄養素です。ビタミンB群はお互いに助け合うことで効果を発揮しやすくなります。バナナはフルーツの中でもビタミンB群が比較的豊富です。

ビタミンB1:ビタミンB1とは、水溶性のビタミンのひとつで 糖を体内でエネルギーに変えるために欠かせない栄存在です。疲労回復のビタミンとも呼ばれます。神経の機能を正常に保つ働きもあります。

ビタミンB1は熱に弱いですが バナナの場合は生のまま食べられるため、失うことなく摂取できます。

ビタミンB2:ビタミンB2は、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変換します。

「発育のビタミン」とも呼ばれ、皮膚や粘膜、髪、爪の形成や健康維持、身体の成長などに深くかかわっています。

ナイアシン(ビタミンB3):ナイアシンとは、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。細胞でエネルギーを作り出す酵素をサポートします。

ナイアシンは、体内でトリプトファンという必須アミノ酸からも合成されます。トリプトファンは、「幸せホルモン」であるセロトニンの合成にも必要です。

しかし、セロトニンよりもナイアシンの合成が優先されるため、ナイアシンが不足するとセロトニンが合成できなくなってしまいます。つまり、ナイアシンは心の健康を保つためにも欠かせない存在です。

ビタミンB6:ビタミンB6は、水溶性のビタミンで、約100種類もの酵素の働きを助ける「補酵素」として作用します。

特にたんぱく質を構成するアミノ酸の代謝には欠かせません。