音声チックを伴う 複数の運動チックが、一 年以上持続します
チックとは不随意的、突発的、急速、反復性、非律動的、常同的な運動や発声。
運動チックと音声チックがあり、さらにそれぞれ単純チックと複雑チックがあります。
運動チックは、一般に、頭部から始まってやがて手、さらに足へと広がっていきます。
音声チックの出現は通常は運動チックよりも遅く、平均年齢は11歳くらいであり、殆どは咳払いや鼻ならしのような単純音声チックです。
1)単純運動チック:最もよく見られます。一つの筋肉による動きです。
2)複雑運動チック:複数の筋肉による動きです
特異的な複雑運動チックとしては、
コプロプラキシア:社会的に受容し難い、通常は卑猥な動作を不随意的に行う
エコプラキシア:他人の動作を不随意的に真似する・・・があります。
3)単純音声チック:咳、鼻鳴らし、叫ぶなどシンプルなもの
4)複雑音声チック:他人の言った言葉を繰り返す(反響言語)、自分の言った言葉を繰り返す(反復言語)など
特異的な複雑音声チックとしては、
コプロラリア:社会的に受容し難い、通常は卑猥な音、単語、句を不随意的に発する
例えば;『うんこ!』『セックス!』『アホか!?』『死んでしまえ!』
エコラリア:他人が口にした最後の音、単語、句、文あるいは周囲の音を不随意的に繰り返す
パリラリア:自分自身の発した最後の音、単語、句、文を不随意的に繰り返す)がある