犬吠様咳嗽(クループ症候群)

犬が吠えているような咳ですよ

≪どうなるの?≫

これは簡単に表現すると、感染やアレルギーなどが原因で声を出す所(喉頭といいます)とその周りが腫れてしまう病気です。腫れる事で声が出しにくくなったり、呼吸がしにくくなります。

小児科では仮性クループといってパラインフルエンザウイルスによるものが最も多いとされています。この仮性クループの特徴は犬吠様の咳です。

あたかも犬が吠えている様な咳をします。

≪どうすればいいの?≫

息を吸うときに呼吸がしにくそうにゼーゼー、ヒューヒューいいだしたら病院へ連れて行って下さい。

通常、仮性クループは夕方から悪くなって朝方には自然に良くなるパターンが多いのですが、仮性クループ以外のクループもありますので、病院受診をお勧めします。

※外来でやっている治療

エピネフリン(商品名:ボスミン)の吸入:これだけで喉頭の腫れがとれることが多いです。ステロイド剤を混ぜて吸入することもあります。

もし、あまり効果のない場合は入院治療が必要になります。

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