先天性鼻涙管閉塞症

目やにや涙目が治らない・・・

生まれてから、なんだか涙目で、ふいてもふいても、目やにがたまりやすい時はこの可能性があります。

涙はまぶたの奥の涙腺で作られ、眼の表面をうるおしてくれます。そして、瞬きするたびに目の表面のゴミを洗い流してくれるのです。そして、役割を終えた涙は目頭の所の涙嚢から鼻涙管を通って鼻腔へ流れていき、その一生を終えるのです。

この鼻涙管が生まれつきつまっている事を先天性鼻涙管閉塞症といいます。

涙嚢にたまった涙には細菌が繁殖しやすく、その結果目やにがたくさん出ます。

生後2~3ヶ月ぐらいまでには自然に治ることがおおいので、涙嚢にたまった涙にばい菌がついて炎症を起こさないように抗生物質の目薬を使うこともあります。それと同時に鼻の付け根の涙嚢の部分(目頭の部分)をマッサージします。(眼科の先生に指導してもらってね)これだけで通るようになることもあります。

3ヶ月たっても治らない場合はブジーといって細い針金で鼻涙管の通りを改善させる治療をしてくれます。これは眼科の先生におまかせしましょう。