指が伸ばせなくなります
ばね指は、弾発指(だんぱつし)といいます。どの指でもおこりますが、子供の場合は手の親指の場合が多くの第一関節が曲がったまままっすぐに伸ばせなくなります。両側におこる場合もあります。
指を動かす腱はいくつかのトンネルを通ることで正確な動きができます。このトンネルよりも腱が太くなってしまい、トンネルの中を通って指を曲げたけれど、そのトンネルを元にもどれなくて指がまっすぐに伸ばせられなくなるわけです。
無理に伸ばすと、太った腱がトンネルを通るので「コリッ」という感触が伝わってきます。
子供の場合ほとんどは自然に治ります。治らない場合は、親指を伸ばしたまま装具をあてるだけで治っていきます。もしもこれで治らなかったら、手術をすることもあります。